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巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、派遣社員、23/うたのわで斧寺0

シンジケート感想66・67

爪だけの指輪のような七月を眠る天使は挽き肉になれ

 

 『爪だけの指輪のような七月』クロウリングというものがあって、爪にする物らしい。ひっかくと危なそうだ。そのような七月。七月は夏が始まったばかりで動的であるべきにもかかわらず、その時期に『眠る天使』に攻撃的な気持ちになって、『挽き肉になれ』と言っている。天使を食肉にしようという発想には大きく恐ろしさを感じる。天使は動物よりも言葉が通じるために通じ、意味のある命令となる。クロウリングで刻むのだろうか。

 

 

 

桃から生まれた男

 

呼吸する色の不思議を見ていたら「火よ」と貴方は教えてくれる

 

 『桃から生まれた男』はこの一首のみ。

 呼吸はゆっくりとした燃焼、と呼ばれた時代もあったように、酸素を二酸化炭素に変換しながら熱、エネルギーを得るなど似た点が多い。ここではそういったものは後付で、場面としては『火』というものを初めて見たのだが、形などがあるものでもないため初めてその動くものを見て『色』としかいいようがないものを見ていると、『貴方』が『「火よ」』と教えてくれた。桃から生まれた男とは、この男を指しているはずだ。『火よ』は女言葉だから、『貴方』は女でカップルのはず。

 ミステリアス。