巣/人生の意味/植毛

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2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

手紙魔まみ123・124

新婚旅行へゆきましょう、魂のようなかたちのヘリコプターで 前歌から続いて結婚→新婚旅行の流れ。 魂というあやふやなものをメインにしている。はっきりとしない物をメインにしていることを雰囲気でやっていると前回も書いたが、ここも魂に形があるように進…

手紙魔まみ感想121・122

夏みかん剝いて笑って まみの上に倒れて英語のうたをうたって 『剝いて』『上に倒れて』などで、食とセックスの類似のイメージを想わされる。『~て』による区切りの連続、『笑って』『英語のうた』など、爽やかな印象が強い。セックスというよりじゃれ合っ…

手紙魔まみ感想119・120

コンセントに差し込む奴の先っぽをもって走るの、さがしているの 差し込む方はプラグで差し込まれる方がコンセントが正式な名称だが、確かに誤用、混同が多かったり、『差し込む方』的言い方でプラグという言い方がされにくい。 その言い方と、動詞の連続が…

手紙魔まみ感想117・118

午前四時半の私を抱きしめてくれるドーナツショップがないの 午前四時半という時間帯はなかなか厳しい時間帯的雰囲気を帯びている。この時間帯に起きているというのは、夜勤労働者、不眠症、早朝覚醒などで、何かしらの負担を抱えている。それは、本人の努力…

手紙魔まみ感想115・116

東京のカタツムリってでっかくて、渦、キモチワルキレイ、熱帯! 促音や長いカタカナでリズムが乱れるが『キモチワル/キレイ』という合成語で切れ目になる。声に出して読むと、目で見る印象とは異なり、それほど崩れてはいない。 東京で野生生物を眺めると…

手紙魔まみ113・114

早く速く生きてるうちに愛という言葉を使ってみたい、焦るわ 短歌を作るっていうのが使ってみたい言葉を使うためという面があり、字書き趣味を感じさせる。相応しい場面、相応しい相手。字を読むという行為は死人に関わる言及、著者が死人であるなどの事態か…

手紙魔まみ感想111・112

手紙魔まみキモチワルキレイ 不思議だわ。あなたがギターじゃないなんて、それはピックじゃなくて舌なの? ラケットで蝶を打ったの、手応えがぜんぜんなくて、めまいがしたわ 似ている気がするのでまとめて書く。 主体にとっての常識と客観的な常識が擦り合…

手紙魔まみ感想109・110

「凍る、燃える、凍る、燃える」と占いの花びら毟る宇宙飛行士 『凍る、燃える』から暴力的なニュアンスを受け取るのは、『宇宙』が温度のない世界として『凍る』ということの恐ろしさを高めるからのように思える。氷や熱は近くの歌でよく出されていたが、極…