手紙魔まみ感想227228
夜が宇宙とつながりやすいことをさしひいても途方にくれすぎるわね
『さしひいても』前までの前提も実感に逆らい、破調もあいまって不確かで分かりづらいものになる。一方、『途方にくれすぎるわね』は理解の効く感情であり、前半部のわかりにくさがこちらのわかりやすさを強調する。
「不確か」「途方にくれる」
窓のひとつにまたがればきらきらとすべてをゆるす手紙になった
窓のひとつにまたがればまでの前提も実感に分かりづらく、破調があるということで前歌と共通する。『すべてをゆるす』がこの歌のメインと思われる。『すべてをゆるす』こと、または『手紙になる』ことが『まみ』にとっての願望、テーマだったのかもしれない。
『きらきらと』も光や星を連想させ、前歌とのつながりを思わせる。
「願望」