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ラインマーカーズ感想142・143

一連を通してみると、物語が存在し、それが極めて重要な意味を持つ連作であることが少なくともわたしにとって理解ができた、という意味ではこの『ラブ・ハイウェイ』が初めてなのですが、そういった感想部分については最後まで終わった後にまとめることにします。一冊分で存在するので『ラインマーカーズ』では跳ばした『手紙魔真美夏の引っ越しウサギ連れ』もそうですね。

 

 

(すぐそこを)(飛んでる)(眠れ)(どうやって)(蜘蛛が)(眠るな)(笑顔)(聞きたい)

 

 括弧に綴じながら文節を並べているが、結びつきは曖昧である。中盤から後半の『眠れ』『眠るな』という対立する二つの命令、『笑顔』『聞きたい』という欲求などが目につくが、初見段階では意味不明の部分も多い。

 「意味不明」「バラバラ」「欲求」

 

 

 

NASAはどっちですか、と問えば警官のサングラスに映る俺の笑顔は

 

 前歌は全く意味不明、意味深であったが、そのことはまったく気にしないように出来事と場面を描く歌となっている。ハイウェイからは降りて、NASAへの道のりを質問している。サングラスに映るのは『俺の笑顔』であり、初対面の相手にも隠すことなく満面の笑みを広げる様子は、楽天的を超えて間抜けとも取れる。前歌の意味不明さを合わせると、不気味ともいえるだろうか。

 『笑顔』は前歌にもあった。

 「行動描写」「笑顔」「楽天的」「不気味」