巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、無職、誕生年1994/うたのわで斧寺0

シンジケート考察39・40

マネキンのポーズ動かすつかのまに姿うしなう昼の三日月

 

 マネキンは店で服などを着せられる人形だが、語源はフランス語でモデルを表す語を英語読みしたもの、フランス語ではマネカンであり、『招かん』では語呂が悪いといった事情がある。束の間は一束で指四本を示し、それほど短い間、という語源。

 昼の月は雲に紛れるなどして見失いやすく、ちょっとした仕事のうちに見失ってしまった様子。久々に恋愛歌ではないが、『マネキンのポーズ動かす』と『姿うしなう昼の三日月』が何の比喩かという解釈によっては、恋愛歌と読むこともできる。

 

 

台風の来るを喜ぶ無精髭小便のみが色濃く熱し

 台風が来ることを喜ぶということについて考えると、高校までの場合は休校などでメリットもあるだろうが、『無精髭』の生えるような年齢ではそういった利点は少ないかもしれない。しかし、日常で味わうことができるちょっとした非日常として、楽しんで受け止めることもできる。けれどもやはり本心からの激情というわけではなく、白けた自分もいることを『小便のみが色濃く熱し』として感じ取っているという様子。