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巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、派遣社員、23/うたのわで斧寺0

手紙魔まみ感想109・110

「凍る、燃える、凍る、燃える」と占いの花びら毟る宇宙飛行士

 

 『凍る、燃える』から暴力的なニュアンスを受け取るのは、『宇宙』が温度のない世界として『凍る』ということの恐ろしさを高めるからのように思える。氷や熱は近くの歌でよく出されていたが、極限まで高められた後、繰り返され、『占い』という遊びの中に落とし込まれ、リアリティではなく安っぽく、分かりやすいだけの言葉へ向かう。漢字が積極的に使われ、『毟る』『宇宙飛行士』という絵の具体性が増す。ここで本当に恐ろしいのは、花びらを毟るという子供っぽい遊びを真似つつも、何かの末路に思いをはせている宇宙飛行士が、孤独で不気味なことである。

「占い」「遊び」「大人」

 

                    

 

おやすみ、ほむほむ。LOVE(いままみの中にあるそういう優しいちからのすべて)。

 

 『ほむほむ』を発音せずに貯めると割と定型に近くなるので、『ほむほむ』は固有名詞的に何かを指定しつつも発音されない概念的に捉えるとよいかもしれない。固有名詞より、知りえない代名詞に近い。

 『そういう』という代名詞もある。()内は『LOVE』を補うための語。手紙、メールでは簡単に繰り返される言葉で、もはや決まりのあいさつに近い『LOVE』を自分の言葉で説明し、真剣な気持ちをもって『おやすみ』と『LOVE』を伝えたいということからの()だろう。ぼんやりとしつつも『すべて』という大きい言葉でまとめることで大きな思いがあることを表す、平仮名を多く使い等身大的語を表現しようとする、的な。

「あいさつ」