巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、無職、誕生年1994/うたのわで斧寺0

ラインマーカーズ感想144・145

「みずたまりで蟻が溺れています」って高速道路の電光掲示

 

まだ高速道路の途中だったらしい。NASAがまだ遠い位置にあるのであれば、前歌での行動の奇妙さが増す。渋滞や事故の情報が流れるべき掲示板で蟻が溺れていることが表示されている、との内容。現実としては絶対に表示されることはないだろう。交通道路を通る者にとって全く重要ではないし、知ったところでどうにもできないことだからである。そこにあえてフォーカスすることにどのような意味があるのか、ということについて考えさせられるようになる。一寸の虫にも五分の魂、的な。

 当然のようにありえない事態を描写しているので、幻覚のようにも思える。

 「虫の死」「無関心」「幻覚」

 

 

 

ハイウェイを歩む少女は出来たてのフルーツパフェをあたまに乗せて

 

 前歌に続き、高速道路では決して存在しそうもない物の描写。高速道路で禁じられているはずの歩行者であるどころか、、少女であり、パフェを頭にのせて運んでいる。頭にのせて運ぶ、というのは未開地の儀式のようなものが連想され、『ハイウェイ』とも『少女』ともアンバランスで調和しない。『出来たて』と冷蔵食品であるパフェもバランスが悪い?ハイウェイとそれを作れるような施設も不調和。ばらばらに見れば、それぞれはかわいらしい印象を持ったものである。

 前歌同様、幻覚らしさもある。

 「不調和」「かわいらしさ」「幻覚」