ラインマーカーズ感想108・109
入道雲に向かって足を投げだして天才蟻の話をしたね
『入道雲』『天才蟻』といった自然が中心にあり、『したね』という親しみを込めた口語が思い出という感を出す。『雲』『足を投げだして』『蟻』など自由でのびのびとした感も高い。
「自然」「思い出」「自由」
(このジャムは大統領のお気に入り)みずのきらめき(撃たれて死んだ)
カッコ内がメインなのかそうでないのかとか、読み方からいろいろありそうな歌。死の絶対性、自然の美、権力者の一面など、様々な要素が雑多に並べられて、短歌としてはと統一性がない。どうとでも取れるとも言える。
「乱立」