きがくるうまえにからだをつかってね かよっていたよあてねふらんせ
アテネ・フランセは学校法人の固有名詞。
不気味さのある短歌。すでに気がくるっているように見えるが、ますます悪くなると予感しているのだろう。アテネ・フランセが学校であるとも知らなかったが、分かりにくいものを使っているのだろう。
放心の躰(たい)を抱けばきらきらと四肢の口より水の束落つ
『放心の躰』は上の短歌の者のように思える。『四肢の口』も『水の束』もよくわからない。四肢それぞれから束になるほど流血している、というのは展開が急すぎる気が。