巣/人生の意味/植毛

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手紙魔まみ感想219・220

顔中にスパンコールを鏤
ちりば
めて破産するまで月への電話
 
 スパンコールは服などの飾りに付ける小銭状の金属らしい。
 『スパンコール』『月への電話』といった無駄によって『破産』することを目指している。自己破壊願望の系統だろうか。現実性は全く薄いため、そういった妄想をすること、程度にとどまるだろう。月は昔から憧れのような感情が向かったりするものでもあったということもあるかもしれない。
 
「無駄」「破滅願望」
 
 
 
なれというなら、妹にでも姪にでもハートの9にでもなるけれど
 
 『なれというなら』という受け身の姿勢と、他との関連を表す『妹』『姪』番号でしかない『ハートの9』といった語で、徹底的に受け身である。自分に対して冷めた目線で物を見ているのだろう。『けれど』としてそのような要望を受けることがないことも自覚している。
 
「冷静」「受け身」