手紙魔まみ感想213・214
未明テレホンカード抜き取ることさえも忘れるほどの絶望を見た
初句が七字と読むとよさそう。
『ほどの』とオーバーに言っているが、実際結構余裕があるのではないかと思う。今日日使わない『テレホンカード』を突然思い起こす余裕とユーモアがある、という方向で読み取った。定型を崩してしまう程度には焦りと『未明』という具体性を削ることが出来ないこだわりはあり、そこはリアリティ的効果を持つ。
『余裕』『リアリティ』
きらきらと笑みを零して近づいた、ゆゆ、プリクラに飢えていたのね
ゆゆの様子。プリクラは何だかんだ生き残っているゲーセンのアトラクションという印象がある。言葉にすると昔っぽいが、技術が進歩し続けている気がする、詳しく知らないけど。
遊びたかったのねーという見守りなのかもしれない。ゆゆが支配権を持っていたような冒頭からすると、関係性が変わったということを表している気がする。
『関係性』