巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、ほぼ学生、誕生年1994/うたのわで利己翔/ツイッター https://twitter.com/kakeruuriko?lang=ja

フィギュアとはんだごての思い出・準備買い出し編

R18Gを含む内容です。適宜心構えをしたり、ゾーニングしたり、18歳未満の方は読まないでください。

多少自分の男性器も出演しますが、自慰の範囲なのでエロ部分としてはR15程度だと贔屓目ながら思います。

すごい自分語りもあって恥ずかしいですが、世界観が変わるというなら変わる前と後について熱心に解説すべきでしょう。そうですよね?

 

短くまとめると

 

『「フィギュアとはんだごてでセックスする動画」を①見つけて②(それまでのあらすじ・世界観)③見て、真似しようと思い④真似したら⑤よかった(世界観変化後)』

という話です。『フィギュアとはんだごてでセックスする動画』については私がそれを知るきっかけとなり、また提唱者でもある『じらー@フィギュアとはんだごて(@zillah8852)』氏を参考にされるのも良いと思います。

 

  すごく長い気がしてきたので分割しながら置いていきます。前回が『見つけて』編、『それまでのあらすじ』編、今回が『見て、真似しよう(準備)』編で、次回以降、『真似したら』編、『良かった』編程度に分かれるだろうと思っています。

 

 今回もamazonから置きますが、長くて色気のあり、突き刺して映えるような螺子はamazonではなかなか買いにくいらしい。実物を見て選ぶのが一番だと思いますが、あんまり真剣な場で買うのも正規の用途と違うので申し訳なさがあります。つい買いすぎてしまっても余りますし。

 

注意事項:フィギュアとはんだごては実在する他人や自分のことを肉体・精神を問わず傷つける行為について推奨するものではありません。

 

 

 

以下が本題となります。

 

 

 

 さて、はんだごてならばどうだろうか?それはどのようなことを可能とするだろうか、その写真から読み取れそうなことをもう一度振り返っておこう。

 そのフィギュアらは、全能性など微塵も感じられぬほどの徹底的な破壊を受けていた。フィギュアは穴を開けられ、螺子を突き刺されていた。アニメのような色をした肌や髪や服がもつ曖昧でポップな印象に対し、はんだごてや螺子は金属らしい光沢と確かさを備え、まるで現実や暴力のようだった。しかし、これらの螺子だって、ある機能を期待されて作られたはずなのだ。精巧な溝や画一の長さ太さを、商業的な計画、工業的な機構に沿って予定され、はんだごてがフィギュアに開く穴に刺さる以外の、建設的な用途、求められた需要。理屈で考えれば、それら全ては無駄なのはずだ。

 しかし、そのフィギュアも、螺子も、はんだごても、全てが全く無駄ではないように思われた。それらは私を揺さぶっていた。

 オーブンで加熱されてフィギュアの全体がとろけ、色も混ざったどろどろになったプラスチックやそれが冷えて固まった状態は今までに見たあらゆる表現よりも衝撃的だった。それらは、一日二日前まで、〔美しい/かわいい/愛される/商品価値のある〕存在だったはずなのだ。いまやそれは見分けのつかないゴミとして存在していた。そして、そのことはドラマやゲームや映画と違って、純粋に現実なのだ。

 そしてそれは全く犯罪ではないどころか、道具の用意すら思いの外に簡単らしい。じらー氏自身、意外にハードルは低く価格面でも手頃に始められることをアナウンス、推奨していた。であるならば、やるしかない。むしろやらない理由がない。

 そういうわけで、私は道具を揃えた。はんだごては1000円以下でamazonで購入出来る。今Amazonを見ると、私が買ったものより随分安くなっている気がする。せっかくなので高級な物を選んだのかもしれないが、それほど使い勝手が異なることはない気がする。

goot 電子工作用はんだこてセット X-1200

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 フィギュアは高価な物のように思われるが、実は中古品が低価格で手に入るのだという。中古品のフィギュアは、前の持ち主によって精液をかけられている場合があるという話を思い出した。聞いたときはどうとも思わなかった話だったのだが、これから破損されるフィギュアがそのような来歴をたどっていると考えることは一種の興奮をもたらした。ある意味の勲章を持つ物へ、何かである物へ、私は徹底的な破壊を与える。何の価値を持たない物より、価値ある物を壊したときの方が、カタルシスは大きいもののだ。それに、買ったフィギュアは私の物で、自由に扱うことには何の罪も無い。

  改造やらデッサンやらが目的らしいキャラ性のない身体の形をしたものもあるが、普通に適当なフィギュアを中古で買う方が格段に安いだろう。メルカリとかもどんどん活気にあふれ、あらゆる流通は便利になる。資本主義にもいいところはある。

1/6スケール 超柔軟性シームレス女性素体 ペールスキン バストサイズL(S10D)

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 実際私がどうしたのかというと、大阪の日本橋で買うことにした。大阪のアキバともいわれる場所である。丁度大学から一時帰省していた夏期休暇だったので、帰りがてらに立ち寄ることができた。二件目に入ったオタクの店で中古フィギュア売り場を見つけることが出来た。その中から、肌の露出の多さと値段を基準に3,4体のフィギュアを購入した。服の部分より肌の部分を溶かしたいという気持ちが強かったし、質より量を重視するため、値段にもシビアで真剣な買い物を行うことになった。初音ミクへの関心もあったが、見つからなかったし使えれば何でも良かったので簡単にあきらめはついた。

 その店から何軒か隣に工具店を見つけた。入店してみると充実した品揃えの螺子が売られており、思わぬ出会いに感謝しながらフィギュア以上に熱心な気持ちで様々な螺子を物色した。その中で一際目を引くものに、ほとんど単なる鉄の棒のような、大きい固着具が売られていた。螺子と違って、頭の部分が存在せず、両側の底面が軽く湾曲していた。親指とひさし指で輪を作れば、ちょうど同じくらいの円周で、長さは8cmぐらいだったと思うが、そこらの螺子と比べるなら、それはいかにも大きく思えた。

 間違いなくそれは、私の前に男根のメタファーとして現れた。ちょうど男根のメタファーbotが流行っている時期だったような気もする。私が予定する破壊の役割のために、それは何の役割も果たさないことがはっきり分かった。そうでない目的としても、これをどう用いるのかの見当はつかなかったのだが、きっとこの立派な物は果たすべき役割を想定して生産されたのだと想像した。何であるのか分からなかったが、それを購入する欲求は抗いがたく、30秒間の逡巡の末にそれを決断的に購入した。600円ほどで、フィギュア一つ分の値段がしたのだが、それは全く安い買い物のような気がした。それで日本橋での買い物は終わり、アパートまで帰った。

 その日のうちにアパート近くのホームセンターで釘とハンマーを購入した。幼い頃から興味のあった、手のひらに釘を打ち込む行為もできることに気がついたからだ。もっとも買ってから釘を眺めてみれば、螺子と比べると気恥ずかしいほど貧弱に見えた。染料については、うまく手に入らずに諦めた。amazonで買うほどでは無いと思ったのかもしれないし、持て余すほど大量にしか通信販売では手に入らなかったのかもしれない。今になって思えば、はんだごてもホームセンターで手に入るのではないだろうか。

 とにかく数日後、amazonからはんだごてが届いた時に全ての道具がそろった。作業は土曜日に予定した。日曜日には教会に行くつもりだった。帰省のために間が開いたが、普段は隔週で通っていた。興味の無い授業よりかは、信仰者向けであることを差し引いても宗教の話はマシだった。私は信仰を一瞬も抱いたことは無いどころか、私はそれとその御方も、例の意味で「何者か」であるために憎んでいた。ある基準があって、そこに当てはまるものがあるなら、それには半自動的に嫉妬しなければならなかった。それらは全世界から圧倒されるほどに認められていた。その世界観によれば地獄に落ちなければならない私は、全力で否定しなければならなかった。信仰は才能であって、つまりは選ばれなかっただけにすぎない。絵心があれば、殉教画を書きたくて仕方が無かった。そういうのも、ある程度満たさせるならばよいのだが。