巣/人生の意味/植毛

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手紙魔まみ感想229230

「速達」のはんこを司っている女神がトイレでうたっています

 

「女神」とはまみ自身だと思われる。「つかさ/どっている」と漢字の途中で音が切れることもこの発言が本気ではないことを暗喩する効果だろう。自分を女神に例えたり、トイレで歌うという大胆さ、テンションの高さがここでのメインテーマだと思われる。『「速達」のはんこ』をどう読むかというところでは、大胆すぎてテンションが振り切らないように適度にみじかで大したことないものから選んだのだと考えた。

 

「テンション」

 

 

なんという無責任なまみなのだろう この世のすべてが愛しいなんて

 

 こちらも大胆さがテーマになっているといえる。すべてのものへの愛情、肯定であり、前置きとしてそれは「無責任」さでもあるという自己批判が置かれている。それでもここで重要なのは大胆な告白にいたる彼女のテンションの高さだろう。何かに例えることなく、自分へ正確に言及し、「すべて」もごまかすことなく言い切るのは、とても大胆であり、そこがテーマだろう。

 

「愛情」「大胆」