巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、無職、誕生年1994/うたのわで斧寺0

手紙魔まみ感想215・216

まみ、いままで、めちゃくちゃだったね、ごめんね、とぼろぼろの髪の毛に謝る
 
 ちゃんとやって行こう、という気持ちを感じる。『めちゃくちゃ』『ぼろぼろ』というわかりやすい擬音があり、今までとこれからの違いが簡単で身近に描かれる様子が強い効果となるのは、散々に繰り返された「繰り返し」からの脱出として爽やかになるためだろうか。
 
「違い」
 
 
サイダーがリモコン濡らす一瞬の遠い未来のさよならのこと
 
 『~遠い』までは全て『未来』を修飾するためだけの語であり、意味面では重要ではない。『サイダー』が爽やかに、『リモコン』が日常にフォーカスを当てるようなものだと考えればいいだろう。
 その『未来』は『さよなら』の時刻を表すための語であり、この歌は『さよならのこと』がメインなのである。『さよなら』にともなう寂しさやら今後の気持ちなどがメインなのだろうが日常の中の一瞬であり、おそらくそれほど重要な相手ではない。その瞬間的な『さよなら』について未然に心を向けている。
 区切りの言葉であり、「繰り返し」からの脱出が「さよなら」で、今の時点から、遠い未来でも繰り返しの内で満足せずに新しい挑戦をやって行こうというつもりであり、この歌も「やっていこう」が中心にあるのである。
 
「脱出」「区切り」