巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、派遣社員、23/うたのわで斧寺0

手紙魔まみ感想191・192

トランプ カジッタノオコッテナインデスネ? 熱のある人とおんなじ匂いのウサギ

 

 カタカナはウサギの視点だろう。音数も全く無視して具体的な出来事について触れている。作中主体だろう飼い主の気を推し量っておどおどしている。そのウサギを作中主体は『熱のある人とおんなじ匂いの』と表す。調子が悪そうに思っているのだろう。雰囲気のことを『匂い』で表しているところに焦点がありそうで、匂いと記憶は、実際的に関連性が強いので、思い出す気持ちの高まりがありそうだ。死に際の記憶なんだろう。

 

『雰囲気』

 

 

 

こんなの嫌、全ぶ嘘でしょう?こんなの嫌、全ぶ嘘でしょう?嫌

 

 定型からの逸脱は強い動揺を示唆するためだろう。『全ぶ』は『嘘』が感じの並びによって視覚的に効果が下がることを嫌ってのことだろうか。やや丁寧な話し言葉であることも動揺で、これまでの作品では一歩引いた余裕の視点から極端な口語体が利用されていたように思う。

 

『動揺』『否定』