巣/人生の意味/植毛

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手紙魔まみ感想155・156

 155は省略する。単調であることや、文字の向きを入れ替え続ける書式を再現することがよくわからなくて面倒だったことなどが理由である。簡潔に感想を書くと、インパクトがあっていいと思う。

 

 

 

 

 

閃光ののち、しましまの、うずまきの、どうぶつだけが生まれる世界

 

 155はページ末にあり、めくると二ページ分にまたがった絵があり、挿絵はいままででは一ページ分が使われていたので、そういう不意打ちとして現れてくる。それらで読者を揺さぶってくるが、それらについての感想は短歌ではないしおいておく。これまでも挿絵のことに特別に触れてもないはずだし。

 何が言いたいのかというと、この挿絵の仕掛けのことが先行なのではないかと思ったということだ。字を眺めるつもりで本をめくっているので、絵は速やかに通り過ぎて行ってしまうのである。『しましま』は四章ほど前に登場していた歌があった。『草原』の字も含んでいた。『うずまき』はこの章で何度か出た『かたつむり』を思わせる。『閃光』を受けて、『世界』がそれで分断され、断ち切られるのか、結局は『繰り返し』の中にとどまらざるを得ないのか。『閃光』はポジティブイメージだけれど、絵は暗い内容だった、または単純な模様だけになった世界はあまり喜ばしいものではないように予感させる。

 

「閃光」「分断」

 

 

 

 〔近況報告を削除しました〕