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手紙魔まみ感想151・152

赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、きらきらとラインマーカーまみれの聖書

 

 書き込みは自分一人にとってのわかりやすさを優先させるための行動で、自分のものであることを確認する、征服するといった気持ちを起こす。作中主体からはそれほど卑屈ではない程度の認識のようだ。

 聖書は最も古い本の一つともいえるし、まず名前を知られていないという事はないだろう。読まれているかというとそれなりに曖昧だ。長いし分かりにくいので書き足しはそれなりに積極的にされるし、説教を聞きながらつけたしたりすることもある。

 それでも、七色もの色を『きらきらと』使っていくのは自己満足的な意味の方が大きいだろう。漢字羅列はわかりにくさもあるが、きっちり虹の色を使っていることを主張する意味でも明記する必要があったし、分かれ目にもなる。

 

「征服」

 

 

 

朝焼けの教会みたいに想いだす初めてピアスを開けた病院

 

 前歌と続くキリスト教関係の『教会』。

 『ピアス』は自傷の代替行為の一つであり、『開けた』と述べられていることから、自傷を重点的に見ているものだと考えられる。

 初めてということでその儀式的な行為に対しての感情的盛り上がりが大きかったのだろう。十字のシンボルにも類似性があるし、教義的にも血や自傷に関係する事柄は多い。

 手術は洗礼のように、後戻りのできない気持ちへの入り口だった。「思い出す」ではなく『想いだす』で、「想う+始める」系の意味合いのような気がする。センチ的な方への向き。

 

「儀式」「おもいだす」