手紙魔まみ感想135・136
菜のはなのお花畑にうつ伏せに「わたし、あくま」と悪魔は云った
『お花畑』は『草原』に近いイメージ、『悪魔』はオカルトとして「非日常」の媒介である。『悪魔』の自己紹介、非日常への導きが草原から始まるというイメージは前歌までのものと被る。繰り返されるモチーフという風だ。
「非日常」
さあ、どうぞ。便秘関係者のためのミステリアスな香りのお茶を
『関係者』は特別であることを強調する。『便秘』というありふれたマイナスの特性を特別であり、プラスであるというイメージへ変換する。『さあ、どうぞ。』『のための』は自分が重視されているという意識を高める。『ミステリアス』がオカルトで、『お茶』は飲み物、『スープ』に近い。前歌と同じで、前々以上前の歌と共通するイメージの繰り返しなのである。
「特別化」「繰り返し」