手紙魔まみ感想111・112
手紙魔まみキモチワルキレイ
不思議だわ。あなたがギターじゃないなんて、それはピックじゃなくて舌なの?
ラケットで蝶を打ったの、手応えがぜんぜんなくて、めまいがしたわ
似ている気がするのでまとめて書く。
主体にとっての常識と客観的な常識が擦り合わないで、違和感を抱く、という状況が似ている。1つ目の歌では気持ちから入り、疑問文で終わる。2つ目の歌では実行動を起こしつつ、ずれが瞬間的に出ている。
文に起こすと客観的に見て主体にかなりのずれがあるように疑われる事柄であり、実際よりもオーバーに描いているのかもしれない。『めまい』とあるように、主体自身にも戸惑いがあり、だからこそ2歌使って言っているのかもしれない。
体の部位と道具を入れ替えたり、蝶をはたき殺したりとあっさりとグロテスクな取り違えをしているのもまみらしさ的ニュアンスを醸し出している的意図か。
「感覚のずれ」