手紙魔まみ感想89・90
1、2、3、∞(たくさん)はアフリカって(悪口ね)、まみはアフリカ、なにもいらない
『∞(たくさん)』が『アフリカ』という悪口であり、自分もそれであるという。アフリカは広範な地域にわたるが、後進国という印象が受けられる場所である。『たくさん』という悪口から想像されるもの、子だくさん、多くの国、など。
自分はアフリカのような存在であり、それゆえに『なにもいらない』という意見を表明するに至っている。『たくさん』の対極的意見である。過剰消費社会という、先進国ゆえの問題の中に存在しつつも、それに対抗するやり方をしれない我々。そして『まみ』。
さようなら。人が通るとピンポンって鳴りだすようなとこはもう嫌
無人化、オート化されるシステムに対する不安のような不満。人に対して平等に、振る舞うことが、無機質的で機械的な印象に繋がっていき、『もう嫌』という気にさせられたのである。『さようなら。』という挨拶は、人間的な感覚としての、機械的なものへの反抗だと思う。
「機械」「嫌」
現代的な日本に対しての恐怖という所で、前日の2つと共通点があって、今日の2つは、『まみ』自身の感覚に近い恐怖を描いているという点で迫りつつあるといえるのでは。