巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、無職、誕生年1994/うたのわで斧寺0

手紙魔まみ感想77・78

兎の眼を通じてまみのSEXが宇宙に実況中継される

 

 『兎』は何かをする対象、奉仕相手のようなものだった。兎自体の意思などは少なかった。ここでも兎は物扱いであって、それ自体の意識は認められていないことは同様である。兎が見ているではなく、それを通して『宇宙に実況中継』するための道具なのだ。

 『SEX』という個人的で差し迫った行動の直前にも(SEXの相手ではない)他人の目が気になるまみの被害妄想性を感じられる。兎との関係も信用のような相互関係ではなく、一方的な愛情であったために、極限状態においては自分を裏切らないか恐れずにはいられないきもち。

「モノ」

 

 

 

金輪際、つぶやきながらうっとりと涙腺摘出手術を想う

 

 漢字の部分は堅い、ひらがなの部分はやわらかい語が使われていて、それらのギャップに身構えさせられたり身をほぐされたりする。本気であるのか冗談で言っているのかを曖昧に隠すためだろう。

 『涙腺摘出』への想いが悩みのメインである。物理的に涙腺を取り出し、二度となくこが無いようにしたい、という気持ちが、自分でも割とあやふやになっているのだろう。泣くことは人間関係としてマイナスを引き起こすこともあるが、身体にも精神にも必要な機能であることも、わかりきっているために、結局その考えは冗談をはみ出すことはできるはずの無い仮定だ。

「冗談」「物の例え」「きもち」