巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、無職、誕生年1994/うたのわで利己翔/ツイッター https://twitter.com/kakeruuriko?lang=ja

ラインマーカーズ感想132・133

きみ去りし朝のシーツにきらきらと蛍光ペンの「NASAへゆきます」

 

 『きらきらと』とあるように、『きみ』はNASAへ行くことについて前向きな気持ちを持っている。『蛍光ペン』という伝達のために使うにはやや適さない筆記物が用いられているのは、『きみ』が急いでいて、そのような細かい部分にまで気が届かなかったのではないかと推測する。次の歌の『フランスパン』も似た効果を持っている。

「行き違い」「明るさ」「急ぎ」

 

 

 

NASAと俺とどっち大事と泣きながらフランスパンのかけらを食べる

 

 『俺』はそれを『泣きながら』と直接的な行為に出てしまうほど嫌がっており、二人の間に見解の相違が生まれている。『どっち大事』は「が」等が不足していて、感情的な高ぶりを示している。『フランスパンのかけら』は『きみ』が『俺』に用意していたものなのだろうが、既製品であるパンの、しかも一部分しか残されていなかったという事実が、『きみ』の心から『俺』が離れていく様子が表れている。

「無関心」「悲しみ」