ラインマーカーズ感想126・127
情報処理試験会場にぼくたちはキューピーみたいな髪型でゆく
最初から漢字をひたすら並べ堅苦しさを出している。『キューピー』は常に笑顔の不気味な人形で、そういった物になろうとする『ぼくたち』もまた不気味だ、という歌。不気味ではあるが、常識的に考えて珍妙な事件が起こっているという詩ではないということもある。
「画一化」「真面目」「不気味」
青空に逃げ出してゆくクラッシュドアアップルパイの発音記号
試験勉強の疲れからファンシーな妄想をしているという様子?『青空』『アップルパイ』と明るい語が多く、無理に明るくしているというほどのわざとらしさはない。辛いが何とかなりそう、程度?
「明るい」「試験」「逃」