巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、無職、誕生年1994/うたのわで利己翔/ツイッター https://twitter.com/kakeruuriko?lang=ja

ラインマーカーズ感想78・79

抱き起す自転車のカゴゆがんでる 散らばる雲のその下をゆく

 

 自転車のカゴがゆがんでいることはトラブルでもあるが、あくまで日常の範囲内の出来事である。スペース後の『散らばる雲』がそう補完する役割を持ち、前歌の『アトミック・ボム』が想起させるきのこ雲に対抗するようになっている。

 

 「トラブル」「日常」「平和」

 

 

赤ちゃんの靴と輪投げと月光の散らばる路面電車にひとり

 

 『散らばる』は前歌から連続している。こちらでは『赤ちゃんの靴』『輪投げ』『月光』が散らばっているが、やはりどれも日常の平和を感じさせるものになっている。『ひとり』から感じられる孤独感も、前までのにぎやかなパーツによって軽減されている。

 「静か」「賑やか」「孤独」「喧噪」