巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、派遣社員、23/うたのわで斧寺0

ラインマーカーズ感想68・69

さみしくてたまらぬ春の路上にはやきとりのたれこぼれていたり

 

 『さみしくてたまらぬ』という率直な思いの表明、『やきとりのたれ』が『路上』にこぼれていることが特徴。焼鳥屋の前なのだろうか。そこからの喧騒が『さびしくてたまらぬ』という思いに拍車をかけているのかもしれない。漢字が少ないことが、心情の実感に近くなるような効果が出ているのでは。『こぼれる』も口語に近い。

 

 

 

窓硝子の影が散らばる教室に無瑕のユリスモールを想う

 

 「無瑕」は傷がないこと、「ユリスモール」はドイツ語の男性名、少女漫画『トーマの心臓』の主人公が有名なようだ。

三句目までの光の様子も、その後も、全体として綺麗で良い。カタカナ、意味が全く不明でも綺麗という感想になりすごい。