シンジケート感想223・224
抱きたいといえば笑うかはつなつの光に洗われるラムネ玉
『いえば笑うか』から実際にはまだ言っていない?『はつなつ』→初夏?『光に洗われるラムネ玉』光で洗うというのは一般的とは言えないがありえないほど突飛であるとも言い難い。実際に存在している(目の前にある)物の描写に見えるが、『洗わ/れる』という形で四句目、五句目の切れ目が配置されていることが気になる。虚構?強調効果?
『抱きたい』と言っても冗談にとられるような関係を悲観している、と前半の内容が私的な意味部分で、三、四、五句目は「自分の悩みと関係なく世界は美しい」メッセージ?
「海にでも沈めなさいよそんなもの魚がお家にすればいいのよ」
気の強そうな女性。そこそこデカいゴミができて、持って帰るのが面倒だ、というところでのセリフだと予想。『お家にすれば』から中に空洞のあるようなものと思われる、箱とかタイヤだろうか。
会話文でありながらほぼ定型。『魚がお家に』は八音だが、お家の『お』によって女性らしさと会話文らしさがでており、定型を犠牲にするだけの効果がある。