シンジケート感想213・214
スイマー
7行程度の文章というか、自由詩があるが、省略する。自由詩の感想は難しい。
ガソリンを撒いて眠ろう夏の朝かおだけ黒い犬抱きしめて
冒頭から危険物を撒くことについてだが、その後は眠る。『朝』なので夜通し起きていたらしい。犬も起きていたのか。よくわからない。季節は夏。
わざわいは夏降り注ぎママレードの中にのたうつオレンジの皮
夏。
『のたうつ』と『オレンジの皮』を生きているように表現。ママレードは食パンに塗る用途としての印象があり、朝の短歌らしい気がする。『夏』『ママレード』『オレンジ』が明『わざわい』『のたうつ』が暗だろうが、暗のひらがな表記もあって、暗い印象が少ない。