シンジケート感想203・204
海鳥の旋回の下ハノンから解放されてつくる砂の馬
ハノンは19世紀のフランスの音楽家、または彼が作成したピアノの練習曲集。曲自体に音楽性はほぼなく速度、精度、柔軟性などを高める方向に特化しており、辛いらしい。
そのハノンから解放されて、砂浜で砂遊びをしているらしい。砂で馬を作るのはあまり普通ではない気もするが、次の首とのつながりか。『海鳥の旋回の下』特に『海鳥』も束縛からの解放のイメージがある。
新緑の中で抱き合う覆面の馬が圧勝した草競馬
『抱き合う』と『覆面の馬』は完全に切れているのだろう。
『新緑』は初夏的。『「草」競馬』も。