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巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、派遣社員、23/うたのわで斧寺0

シンジケート感想99・100

だけどわかっていたらできないことがある火のゆりかごに目醒める硝子

 

 目覚(めざ)めるではなく目醒(めさ)める。

 三・七・九・七・七。三句目まで変則。初句からいきなり逆接の『だけど』、補うとすれば『わかっていたらできないことがある』の逆であるから「わかっていたらよりよい判断ができた」だろうか?ここがこうならああしていたのに、これを知っていれば、という否定的な思いに対しての『だけどわかっていたらできないことがある』。

 『ゆりかご』と『目醒める』が関連語ではあるが、『火』『硝子』は謎。それらは危険物であり、ゆりかごに近づけてはいけない。

 

 

馬鹿の証拠

 

四月 密輸の宝石はハミガキチューブにねむりお前は愚か

 

 三・九・十一・七? 全体的に変則。

 「ハミガキチューブに隠したのだ、気が付かないお前(取締まり人)はおろかだ!」というストーリーなのだろうか。四月はエイプリルフールとの関連からか。

 幻想的というか、非現実的な部分が多く、提携から外れた部分も多いが、最後の『お前は愚か』だけは定型と同じであり、意味としてもリアリティがある。『愚か』だけが現実なのだ。