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米騒動

授業中に米騒動というワードを聞いて、そのまま勢いで書きました。

 

米騒動

米屋を襲撃する。それをオーちゃんは聞いた。オーちゃんは20を少し過ぎた娘で、美しい容姿をしていたが、なかなか嫁の貰い手はなかった。オーちゃんは、それはウチが貧乏な生だと思っていた。米屋を襲撃して金やコメを略奪すればよい嫁入り道具になるだろうし、津江江娘だといい評判になるに違いないと思った。それで、彼らに同調して、米屋を襲撃しようということになった。最近の米屋は、強力な武器で武装していた。ヒナワ=ジュウMkⅣやビームサーベルを使いこなすからくり人形が警備しているらしい。こちらの武器はヒナワ=ジュウMkⅡとツマヨウジ程度だった。しかし首謀者たちは、「我々は血の通う人間でり、人形などに負けるはずがない。コメは人間たちのものだし、力あるわれわれ百姓にはそれを奪い取る権利がある。」という風に主張していた。

 作戦は、月の出ない真っ暗な夜に数で突撃して奪えるだけ奪おうという大雑把なものだった。もし冷静なものがいたなら、それは無茶だと進言しただろうが、ここにいる者たちは揃いも揃ってバカで喧嘩っ早い田舎者だけだったし、興奮状態にあったので、それで何とかなると思ってしまった。「今日はちょうど月の出ない夜だど」とオーちゃんが言ったので、そのまま米屋へと、思い思いの武器を手に取って出かけた。

 

 闇夜に紛れ、という作戦だったはずだが、すっかり頭に血が上った暴力主義者どもには、コソコソと向かうのは、とても卑怯なことのように思えた。彼らは、酒を浴びるように飲み、雄たけびをあげ、太鼓をドンドンと叩き、気持ちを盛り上げながら米屋の門をけり破った。それらを聞いて異変に気が付いた米屋の主人は、警備カラクリ人形に準備を整えさせた。カラクリはサーモグラフィーで敵を捕らえ、攻撃するので、暗闇はオーちゃんたちに、何の有利にもならなかった。ジュウの性能差もあり、男たちは先頭から順々に蜂の巣へとなっていった。オーちゃんも同じく、美しい四肢は見るも無残な穴だらけ血だらけの姿へと変わってしまった。50人といた掠奪者たちは、あっという間に死体の山と化した。カラクリのスイッチを米屋の主人が切ると、物陰から出てきた肉屋の奴隷が死体を片付けた。血と死体を処理して、商品にするために持って帰っていったのでした。