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巣/人生の意味/植毛

短歌について/その他サブカル色々/男、派遣社員、23/うたのわで斧寺0

短歌 けものフレンズ

締め切りになったのでどうにか完成させました。難しかった。 二次創作って難しいですね。うまい人すごい。 その者は何も知らずに現れて己を探す旅を始めた 渡す者バス担ぐ者それぞれが合わさり二人で最強になる 愛さえも捧げた歌を聞かれては伝わることを喜…

予告編

けものフレンズを見ていますか?僕は大好きです。あと少しで終わってしまいますが、始まりがあるものには終わりがあります。じゃぱりぱーくが作中で廃墟になってしまったように……。 そういうわけで、けものフレンズの喜びを短歌で表現してみたいと思ったので…

手紙魔まみ239・240・241

これで手紙魔まみのすべての歌をやったことになります。次回からも、また何かしら見つけてきて感想を書くと思います。あとがきと全体の感想について書くかもしれません。 じつは、このあいだ、朝 なんでもありません 空白が目を引く歌であり、それ以外の部分…

手紙魔まみ感想237・238

札幌局ラジオバイトの辻くんを映し続ける銀盆を抱く 結びの『抱く』が印象的で、全体をやさしみで纏めている。『辻くん』という人物に触れつつも深入りすることはない感があり、『映し続ける銀盆』を媒介としていること、人物説明が淡々とした役柄であること…

手紙魔まみ感想235・236

いくたびか生まれ変わってあの夏のウエイトレスとして巡り遭う 『生まれ変わって』で間接的に死が歌われているようで、全体として明るい印象を受ける。『いくたびか』『生まれ変わって』『ウエイトレス』は繰り返しの効果だが、『巡り遭う』が全体を肯定的に…

手紙魔まみ感想233・234

一九八〇年から今までが範囲の時間かくれんぼです まみのモデルの人が現実で生まれたのは七四年らしい。すると八〇年は小学校入学辺りでキリがいいのでそのように考えておく。 『今まで』が『範囲』なので今からは違うと見られる。小学校辺りから人間関係が…

手紙魔まみ感想231・232

もう、いいの。まみはねむって、きりかぶの、きりかぶたちのゆめをみるから 『もう、いいの。』というあきらめ、『ゆめ』へ向かうという逃避として読んだ。『きりかぶ』に『たち』と付け直していることから、人格を認めているようにおもわれ、人間のいない空…

手紙魔まみ感想233・234

一九八〇年から今までが範囲の時間かくれんぼです まみのモデルの人が現実で生まれたのは七四年らしい。すると八〇年は小学校入学辺りでキリがいいのでそのように考えておく。 『今まで』が『範囲』なので今からは違うと見られる。小学校辺りから人間関係が…

手紙魔まみ感想225226

大好きな先生が書いてくれたからMは愛するMのカルテを 『大好きな先生』という他人を理由としての、屈折した自己愛である。素直に自分を受け入れることはできないが、『カルテ』に関してはやっていくきもちがあり、少しずつ前進したいのかもしれない。 「…

手紙魔まみ感想223224

拳大の蟻が寝息をたてながら囓りつづけるわたしの林檎 林檎というとキリスト教で知恵の実だとか言われ、次の歌にも宗教色があるのでその連想は無視できないと思う。とてもデカい蟻が当然のように「わたしの」林檎を齧る様子は異様だが、落ち着きをもってそれ…

手紙魔まみ感想221・222

ドラキュラには花嫁が必要だから、それは私にちがいないから 『私』の重要視ということが見られるが、ドラキュラの存在という前提の前提が架空ということで断定が拠り所のないものになっている、という歌。上の句は定型から曖昧に逸脱していて、架空性に上乗…

手紙魔まみ感想219・220

顔中にスパンコールを鏤ちりばめて破産するまで月への電話 スパンコールは服などの飾りに付ける小銭状の金属らしい。 『スパンコール』『月への電話』といった無駄によって『破産』することを目指している。自己破壊願望の系統だろうか。現実性は全く薄いた…

手紙魔まみ感想217・218

一年以上手紙魔まみにかかっているんですってね。ここまできたら「終わらせてやるからな」なのになぜ牛歩になってしまうのか。アイスクリームの熱い涙を嘗めたがるおりこうさんという名のウサギ 違うウサギが出てきて、多分実在しなくて、ウサギを比喩に出す…

手紙魔まみ感想215・216

まみ、いままで、めちゃくちゃだったね、ごめんね、とぼろぼろの髪の毛に謝る ちゃんとやって行こう、という気持ちを感じる。『めちゃくちゃ』『ぼろぼろ』というわかりやすい擬音があり、今までとこれからの違いが簡単で身近に描かれる様子が強い効果となる…

手紙魔まみ感想213・214

未明テレホンカード抜き取ることさえも忘れるほどの絶望を見た 初句が七字と読むとよさそう。 『ほどの』とオーバーに言っているが、実際結構余裕があるのではないかと思う。今日日使わない『テレホンカード』を突然思い起こす余裕とユーモアがある、という…

手紙魔まみ感想211・212

熱帯夜。このホイップの渦巻は機械がやったのがわかるでしょう? やっていくのに対して、機械がやると自分の居場所がなくなるんだよなというのがありますが、うずまきはカタツムリを見ながらどうこう言っていたのがあって、それを繰り返しているということも…

手紙魔まみ209・210

宇宙船が軌道変更するように戻っていった宇治冷緑茶 わからなくなってきました。 ようにの前後で分けると見やすい気がする。前部分『宇宙船が軌道変更する』という場面について、具体的にその様を見たことはないだろうし、私も無くて、比喩としてわかりづら…

手紙魔まみ207208

コースター、グラス、ストロー、ガムシロップ、ミルク、伝票、抱えてあゆめ ものが列挙された短歌。ウエイトレス関連のようで、ウエイトレスとしてやっていっている様子である。妙なものに意識がいっておらず、地に足をつけてやりなさっていることがわかる。…

手紙魔まみ感想205・206

最終章だから絶対に完走しようぜって感じです。 手紙魔まみ、ウエイトレス魂 お客様のなかにウエイトレスはいませんか。って非常事態宣言 ウエイトレスは店員側で、バイトで補給できて価値が大きくはない存在で、医者のように歌中的な呼ばれ方はしないんだと…

手紙魔まみ感想203・204

タンバリンの鈴なり響く(いつか、長い長い旅をどうですか、まみ?) 前歌で飾りだったタンバリンの鈴が本体として目立ち、残りは(あなたの心に直接語り掛けています……)的な会話文。おそらくペットだったウサギ。 旅は人生やら困難やらの象徴としてであり…

手紙魔まみ感想201・202

真夜中か夜明けかわからない空に薔薇線らしきこのシルエット 薔薇線とは有刺鉄線の別名らしい。 『この』と言われても唐突でまったく役に立たない代名詞としかわからず、無意味に近い。真夜中の空のシルエットが認識できるというのも変であり、「暗くてトゲ…

手紙魔まみ感想199・200

「50000㎞達成。ここで乾杯」(神様、まみを、終わらせて)パチン 会話で触れられているのは車のことと思われる。車は男性性の象徴という話があり、どれだけの道のりを進んだということが征服の要素を醸し出す。車に乗りながら乾杯つまり飲酒してはいけ…

手紙魔まみ感想197・198

「この道はまみのためにつくられたんだ」(神様、まみを、終わらせて)パチン 自殺願望がテーマになると、服地テーマとして周囲の反応というものが現れてくる。そうした場合、家族、親というのは比重がデカい。昔から知っていて、人生の大部分が子である自分…

手紙魔まみ感想195・196

神様、いま、パチンて、まみを終わらせて(ウサギの黒目に映っています) パチンは瞬きのことも含んでいるのかもしれない。『(会話文)(神様、まみを、終わらせて)パチン』という下の句に統一された歌がこの後4つ続く。繰り返しで迫力が出るという技法の…

手紙魔まみ感想手紙魔まみ感想193・194

アルトじゃなくてソプラノになりたかった、まみじゃなくてマルの恋人に アルトも女性の歌声の音帯を指し、ソプラノよりも低い。高い声の方が女性らしくて素敵だというイメージで、もっと魅力的でありたかったという願いについてである。定型から逸脱し、飾ら…

手紙魔まみ感想191・192

トランプ カジッタノオコッテナインデスネ? 熱のある人とおんなじ匂いのウサギ カタカナはウサギの視点だろう。音数も全く無視して具体的な出来事について触れている。作中主体だろう飼い主の気を推し量っておどおどしている。そのウサギを作中主体は『熱の…

手紙魔まみ感想189・190

ぼたん雪のなかでみつめるおとなしいおとなしい教習車の群れを 意味の句切れが定型から外れている。また、『ぼたん雪のなかで』『おとなしいおとなしい教習車』『教習車の群れ』のあたりに意味の違和感もある。ありえない、過ぎた強調、ありえないという風に…

手紙魔まみ感想186・187・188

この手紙よんでるあなたの顔がみえる、横がおと、正面と、みえる 上の句は二句目三句目で字余りが連続する。下の句では四句目は五音の字足らず、五句目は八音の字余りに句点による強引な定型の逸脱を作っている。 『よんでる』『みえる』『横がお』など平仮…

手紙魔まみ感想184・185

なんだよおぜんぜんなんも食えるとこねえじゃねえかと蟹を怒る 蟹へ話しかける(怒る)という実際には意味のないことを、『なんだよ「お」』『ね「え」か』と長音の強調を交えた真剣みの演出の中でやっていくということがこの歌の面白みなのだろう。『と蟹を…

手紙魔まみ感想182・183

星の夜ふたり毛布にくるまって近づいてくるピザの湯気を想う 五句目がかなり無理やりに字余りしている。その要因になるのが『ピザの湯気』で、不自然さが高い。存在はするだろうが、ピザの湯気を気にすることは実際的なことではないにもかかわらず、語感をい…

手紙魔まみ感想180・181

一点透視図法の奥に静かなる三角山がみえております 専門用語的な図画技法、文章的修飾、ガイド語が混合されている。読み言葉、聞き言葉といった方向が強く、短歌とも話し言葉とも違うベクトルで、違和感が滲む。 ひときわ目立っているように思われるのは『…

手紙魔まみ感想178・179

その先はドーナッツ、その先はドーナッツ、虫歯のひとは立入禁止 上の句は五・五・五・五。大胆に定型からはみ出しつつ、繰り返しで、警告音声と詩的表現のミックスで、ドーナッツである。順路と輪っか形状の食べ物、行って過ぎることと繰り返しの輪廻のモチ…

手紙魔まみ感想176・177

カラギーナン、ソルビン酸K、アゾ色素、さようなら、やな原材料たち これら『原材料』は食品添加物などに使われる。前にあった『うれしい原材料』に比べて、保存剤で毒性が疑わしいという傾向が『やな原材料』にはあるらしいようにググったところ思えた。 そ…

手紙魔まみ174175

誕生日は炎の儀式。いい?いくよ?はーいーかーつーりょおおお、ふううううう 下の句がろうそくの吹き消しと同時に行われて、音が定型から乱れている。勢いよく吹き消すということへこだわりを持って、元気がよくテンションが高い状態でやっているのであろう…

手紙魔まみ感想169~173

色々と一区切り付きましたが、ハースストーンが面白すぎて短歌の感想を書くなどへのモチベーションがよくわからなくなっていきます。ハースストーンが面白いという記事が作られることもあるかもしれません。 暗闇を歩いていってブレイカーあげるのはお父さん…

手紙魔まみ感想167168

温泉の効能書きは動物ががんばって書いた言葉のようだ あまり見られない文であることがそういう印象になっているのだろうか。箇条書きや定型が多用されているだろう。裸で読むことになるので、こちらの気分が動物よりであるのも入っているかもしれない。 「…

手紙魔まみ感想163164165166

マフラーがちくちくしない方法を羊に教えてもらう日曜 人とは関わりたくないが動物とは関わりたい気分なのだろうか。マフラーで冬シリーズとしての一貫性を保たせていて、やや生活を快適にしようとコミュニケーションを仕掛けている。日曜日、余暇、休日の使…

手紙魔まみ感想161162

自転車を漕ぐとき冬がはじまって目の中で雪とかしています 最初の方にも自転車と冬に関する歌があった気がすると振り返ったら7首目にあった。繰り返し手法。『目の中で雪とかしています』という表現が現実的ではなく詩的という方面に近い。漢字が使われてい…

手紙魔まみ感想159160

マフラーを編みつつ想うアメリカのたいそう合理的な魔女のこと マフラーは季節感の演出だろうか。アメリカの魔女というとハロウィン関連ということが浮かぶほか、うまくやっている壮年女性などを魔女と形容したりすることもある。『合理的』により近いニュア…

手紙魔まみ感想157・158

久しぶりに書いたら自然に異常に攻撃的な調子になりましたが、おそらく親しみの表現であって、けなして貶めたいということが本心ではきっとありません。僕はあなたたちのことが大好きなんです。 IT’S ALMOSUT SIMOKAWASAN SEASON (もうすぐ下川さんの季節で…

手紙魔まみ感想155・156

155は省略する。単調であることや、文字の向きを入れ替え続ける書式を再現することがよくわからなくて面倒だったことなどが理由である。簡潔に感想を書くと、インパクトがあっていいと思う。 閃光ののち、しましまの、うずまきの、どうぶつだけが生まれる世…

手紙魔まみ感想151・152

赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、きらきらとラインマーカーまみれの聖書 書き込みは自分一人にとってのわかりやすさを優先させるための行動で、自分のものであることを確認する、征服するといった気持ちを起こす。作中主体からはそれほど卑屈ではない程度の認識…

手紙魔まみ感想149・150

家々のえんとつからは黒い水噴き出している ウサギを胸に 一見して意味が分からない。不明瞭な事件が単調に描写されている。『家々』というし他人事の不幸の風景を無感動に眺めている様子だろうか。突然『ウサギを胸に』で自分にフォーカスされていることも…

手紙魔まみ感想147・148

テロップの流れ早くてわからない、わからない、誰、誰が死んだの 前半の源氏名云々のうたが思い出される。 映画の速度についていけないことに動揺している。「繰り返し」がこの歌では動揺の強調効果を担当させられている。テロップが人生にダブり、変わり続…

手紙魔まみ感想145・146

おやすみなさい。これはおやすみなさいからはじまる真夜中の手紙です 『おやすみなさい』は別れや切り上げのあいさつであり、真夜中の手紙といっても真夜中に相手が受け取るわけではないのだから、つまり誰かに宛てるわけではなく自己完結としての手紙だろう…

手紙魔まみ感想143・144

正午にはお部屋の鍵を回してた/午前と午後に手紙を書いた 創作行為をしながら「無では?」という疑念を抱くという気持ちと重なるところがあるが、これは自己の体験から勝手に僕が当てはめているだけの行為ではある。 私は 「何か書こうと思いつつ部屋の中で…

手紙魔まみ感想141・142

まみの子宮のなまえはスピカ。ひらがなはすぴか。すぴか。すぴか。すぴかよ。 スピカは星の名前で、おとめ座で最も明るい星。 星の名前についての情報を知らなくとも、悪印象よりは好印象を持つことの方が多いのではないかと思う。曲名などにもそれなりに使…

手紙魔まみ感想139・140

まみの生理を食べている怪物が宇宙のどこかに潜んでいるわ 生理が来ないことは女性にとって著しく気持ちを害するらしい。性の悩み。穂村さんは男だけれどもまみのモデルは女性。 『宇宙のどこか』と隅々まで確認することが不可能、曖昧な表現。それを奪う動…

手紙魔まみ感想137・138

うつくしい渦巻たちに囲まれて気が遠くなるかたつむり園 『かたつむり』の話である。『東京のカタツムリってでっかくて、渦、キモチワルキレイ、熱帯!』の歌が思い出される。この連作の序盤で、『草原スープ婚』よりもさかのぼる。『かたつむり園』から野生…

手紙魔まみ感想135・136

菜のはなのお花畑にうつ伏せに「わたし、あくま」と悪魔は云った 『お花畑』は『草原』に近いイメージ、『悪魔』はオカルトとして「非日常」の媒介である。『悪魔』の自己紹介、非日常への導きが草原から始まるというイメージは前歌までのものと被る。繰り返…